どこかのおひさまの何か

日向坂46ファンの日記

その椅子に過去と未来を重ねて

16日に新参者を見てきました。

あまりに素晴らしかったので感想を書き殴ります。

 

※ネタバレを含みます

 

このライブは4期生が先輩たちの過去をたどり、そして未来を見据える、といった構成です。

それぞれの始まりの曲であるブルラズ、キュン、ひらがなけやきで始まり、日向の表題とひらがな時代の曲が続く。

 

ひらがなけやきが始まった時、涙が溢れました。

後にも先にもこの曲は始まりを表す曲として完璧な一曲です。日向坂としてデビューした4期生ですが、その内には一本の欅から1枚の葉が風に乗り青空へ舞っていくという、ひらがなけやきが培ってきた想いや道のりが確かに存在しています。

 

改名した時、ひらがなけやきの歌詞は日向坂への改名を予期していたのではと思えるような部分がたくさんあると話題になりました。

ひらがなけやきから日向坂へ受け継がれた意志が、4年が過ぎた今もこうして若い芽につながっているのだと、4期生の姿に当時の1期生を重ねて思いました。

 

 

 

 

先日の紅白歌合戦の件で、日向坂は大きな壁の前に立たされています。4期生も色々な想いがモヤのように胸のうちに広がっていて、どうしたら良いのかそれぞれが模索している状況でしょう。

 

6年ほど前、大きすぎる欅の木の下でどうすれば陽の光を浴びられるのか、もがき悩み努力し、大きな成長と躍進を遂げたその背中を押した楽曲が「それでも歩いてる」「イマニミテイロ」です。

 

ステージに椅子が出てきた時、まさかの選曲に息を呑みました。さらにメンバーが期待していない自分の衣装で登場。思わず拍手していました。

 

彼女たちに1期生の姿を重ねることが果たして正しいのかと言われるとそうではないと思うのですが、さすがに重ねざるを得ないというか、自然と当時の1期生が見えてくるんです。

12個の椅子に11人の4期生。長濱ねるがいなくなって突然の苦境に立たされた1期生たち11人の姿が見えました。

終盤、空席の1席を中心に、周りに椅子を持った11人が囲う場面があります。

真ん中の椅子に、一緒に座って笑い合うねると岸くんが見えました。

最初期の人数が一緒だと気づいた時は鳥肌でしたね。

 

それでも歩いてるの椅子をジャンプする場面と並べた椅子を渡る場面、昔はよく足を引っ掛けてこけることが多かったんです。いつもヒヤヒヤしながら見てたなぁと思い出し、4期生を見て懐かしむと同時にヒヤヒヤ。無事終えられて安心しました。

 

1期生が「やってやるぞ、やるしかないんだ」と決意を決めた曲を、今このタイミングで4期生がパフォーマンスする意味はとても大きいと思います。きっと4期生の背中も押してくれるでしょう。

 

 

 

 

感動のひらがな曲と盛り上がる日向曲、そして4期生曲。セトリがこれらだけで構成されてるので2時間の充実感がすごかったです。もうそろそろ終わりかなと思ってからだいぶ続いたし、終わってみたら3時間くらいやってた感覚でした。

おもてなし会の時楽しさのあまりマスクの下の笑顔が止まらず、天井を見上げて噛み締めていたのですが、それと全く同じ気持ちでした。

おもてなし会は3年ぶりの声出しが楽しかったからだと思ってましたけど、また同じ気持ちにさせてくれたのは4期生の力でしょう。

ダンスもMCもこの1年弱で本当に成長したと実感しました。

 

リハ期間から本番を走りながら感じたこと、走った先の願いや覚悟、十分に伝わってきた素晴らしいライブでした。

 

天を見上げ さあ ワクワクしろ!

 

 

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