何か書きたいなぁと思いながらも文章として書き残すのが難しく、気づけばもう季節は変わり春を迎えました。
終わりと始まりの季節です。
大好きで最高の推しが卒業し、2ヶ月が経ちます。
今も何を書けば良いかわからないままキーボードを叩いていますが、書かないと後悔するような気もしているので、乱筆ではありますが今の気持ちとこれまでの思い出を書いていきたいと思います。
アイドルオタクになって9年になります。
乃木坂欅坂ひらがなと渡り歩く中で、数人の推しがいました。
アイドルオタクは推しを決めないといけない、そんな誰が始めたかわからない通説に無意識に流され、 この子が可愛いな、頑張ってるな、応援したいな、そうやって自分も推しを決めて応援していました。
おもてなし会の時の感覚は違いました。
この子を推すんだ。決めようと思って決めた推しではなく必然と推しになる、体に電流が走ったような、神からのお告げを受けたような、味わったことのない衝撃でした。
最初のブログに、今まで努力できたことがなかったと書かれていました。やっと頑張りたいものが見つかったとも。
恥ずかしながら、もう30歳も近い良い大人である自分も今まで努力ができたことがありません。何か一つの物事に本気で取り組んだことがありません。
自分よりかなり若いので同じではないかもしれませんが、似た状況にあった彼女が自分とは違って頑張りたいものを見つけられたというのが、彼女を気になったきっかけです。
頑張れなかったから頑張る人を応援したいと思ってオタクをしている自分にとって、応援したいと思うには十分でした。
初めてミーグリに行った時、一番応援したいと思いましたと言ったらいつものびっくり顔をしていましたね笑
僕はひらがなのオタクになってからずっと箱推しでした。過去の経験から推しは決めずに箱推しでいようと決めていました。
卒業が発表された時。
あんなに泣いて、何日も泣いて、ずっと心が沈んだまま何も手につかなくなったのは初めてのことでした。
自分はこんなにも大好きだったんだなと気づきました。
電流が走ったあの日からも箱推しを自称し続けていたけれど、今振り返れば無理がある話だったなと思います。
気持ちの面も行動の面も、どう考えても推していました。
思考よりも直感が勝るものだなと知りました。
きっと後にも先にもここまでの気持ちになれる人はいないんじゃないかなと今は思います。
彼女に出会ってから、オタクとしての初めてをたくさん経験しました。
生写真を集めたのも、ミーグリや握手会をこんなに心待ちにしたのも、初めてでした。
推しと共にある日々というのがこんなにも楽しくて幸せに満ち溢れているというのを、久しぶりに、いや、もしかしたら初めて感じたかもしれません。それくらい新鮮な気持ちでした。
9年もオタクをやっていてやっと推すということの意味やその力が真にわかったような気がしています。
部屋にある写真が使われたグッズが目に入ると、それだけで少し気持ちが明るくなるんです。
それは今でも同じです。
1年ちょっとと短かったかもしれませんが、写真や動画や文章でしっかりとアイドルとしての姿が残っています。
卒業発表後に更新される新しいコンテンツを見ていて、加入してくれたことが本当に大きく何よりありがたいことだなと思いました。
そういう形として残るものだけでなく、心の中にもたくさんの思い出が残っています。
2人で話したこと、最後まで見せてくれた笑顔、ステージで闘う姿。
思い出せばいつでも笑顔になれる、心のお守りのような思い出たちです。👓
もっとできることはあったかもしれないけど、その時その時の全力は尽くして推せたと思っています。
そういう意味では悔いなく終えられたのが良かったです。
不器用だけど真面目で、ひたむきで、愛に溢れていて優しくて
少し抜けているところも時々おかしなことを言うところも、 それでいて落ち着いているギャップも可愛くて
太陽に向かって笑顔を振り撒く、ひまわりのような人でした。
岸帆夏さん。
あなたのおかげで、幸せに満ちた日々でした。
いつか会えるかもしれないその時に恥ずかしくない自分でいられるよう、これから頑張っていきます。
岸くんもどこかで頑張っているかなと思えば、頑張れます。
どこにいても何をしていても、あなたは永遠の推しです。
ずっとずっと応援しています。