渡邉美穂卒業セレモニーが6月28日に開催されました。
ひらがな、日向坂では初の卒業イベント。アイドルの卒業は何度も見て来たけれど、やはりセレモニーをやると寂しさ倍増ですね。
いつまでたっても卒業は慣れません。
いつも明るくて、笑顔で、周りも巻き込んで幸せな空気にしてしまう。
そんな美穂らしい卒業セレモニーだったと思います。
披露した曲がすべて美穂のことや卒業のこと、メンバーから美穂へ向けた曲のように聞こえてきた不思議。今までそういう風に捉えてなかった曲もそう聞こえてきました。
特にJOYFUL LOVE。
この曲は発表当時からグループを象徴したような代表曲でしたが、今回ばかりは感じ方が違いました。
君がほほ笑むだけで なんだって許せてしまうんだ
まるで木漏れ日のように暖かい気持ちになれる
どんな悲しみだって そっと包み込んでしまうよ
理由なんか言わなくても すべてをわかってくれる
そんな思いやりには僕はどう返せばいいのか
頬に落ちる涙はぬくもりに乾かされるのだろう
僕も笑顔になれたら今より強くなれるね
美穂の周りを包み込む明るさと暖かさ、思いやり。
みんなが笑顔に涙を流しながら「頬に落ちる涙はぬくもりに乾かされるのだろう」と歌ったシーンはずっと忘れられないと思います。
美穂に笑顔にしてもらったメンバーは、きっとこの先も強くいられる。
今までグループの象徴と感じていたジョイラをこのように捉えられたのは、美穂がそれだけ”日向坂であった”ということです。暖かく包み込む日向のような存在。グループの核として頑張ってくれていたことを今になって強く感じています。
卒業を知ってから、より深く美穂のことを知っているような気がしています。今まで全然知らなかったんだなぁと後悔も感じます。
美穂の卒業セレモニーでしたが、他のメンバー、グループの良さも改めて感じたライブでした。
みんながお互いを信頼していて、優しさと暖かさに溢れていて、このグループが本当に好きだと思ったし、応援していることを誇りに思いました。
これもひとえに美穂の人柄や残してくれたもののおかげなんだろうなと。
どの曲も印象深かったのですが全部書くと長くなるので少しだけ。
3期生の話。
「やさしさが邪魔をする」のひなの。美穂が最後というのはもちろんですが、ひなのの逞しさにうるうるきました。この曲は披露が少ないですが、リリース当時のまだひなのが初々しかった頃に見ていた印象が強いので、目の強さというか、オーラというか、すごくしっかりしていて後輩がこれだけ強くなっているなら美穂も安心だなと思いました。
そして「Right?」。この曲は3期生がいつも以上に楽しそうで、本当に心から美穂と踊れるのが嬉しいんだろうなと感じました。
3期生は美穂と特別仲がいいエピソードとかあまり聞かないですが、みんな美穂のことが好きで尊敬してるんだなと伝わってきました。
「半分の記憶」は18年の瞬間ツアーでたくさん見ていた印象があり、またみんなが大人になってから揃うことが無かったので、当時と比べて2期生の個々が強く大きくなっていてとても立派に見えました。横一列に並んだとき、「これがもう見られないのか」と改めて寂しくなりました。
2期生のサプライズ、誰とべの煽り、1期生とのそれでも歩いてるなど、最初から最後まで見どころしかない充実のセレモニーでした。
5年間見てきて最っっっっ高に綺麗な美穂でした。
「私はずっと、日向坂46の渡邉美穂です」
卒業しても、これまでの事実は揺ぎ無く残り続けます。
きっとこの先もずっと、この日を思い出すんだろうな。